初音ミクへ

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 またファンからすれば、そうした中田ヤスタカ流のプロデュース手法に安心感と憧れを抱く面もあるだろう。

 安心感と言うのは、アイドルにおける恋愛の問題と関わってくる話だ。小室哲哉による華原朋美のプロデュースの場合、二人が現実に恋愛関係にあったことでプロデューサーとファンのあいだに一種の優劣が生まれてしまった。そんなことは気にしないというファンもいるだろうが、逆にアイドルへの恋愛感情が皆無というファンもあまりいないだろう。よく議論の的になるアイドルの“恋愛禁止”は、いうまでもなくそんなファンの気持ちを慮ったものだ。

 それに対し、中田ヤスタカ流のプロデュースは、そうしたことをそもそもファンに心配させるタイプのものではない。彼とPerfumeがお互いプロとして認め合うクールな関係がそこにある印象だ。

 もちろんどちらのプロデュースがすぐれているということではない。ただその分中田ヤスタカのほうが、プロデュースワークの技がより純粋に見えやすくもあるだろう。それがさらにプロデューサーというポジションに対するファンの憧れをかきたてる。

 そして実際、平成という時代はそうした憧れを誰もが実現できるものにした。初音ミクの登場である。

 音声合成およびDTM(デスクトップミュージック)ソフトである「VOCALOID」シリーズのひとつとしてバーチャルアイドル・初音ミクが発売されたのが2007年。「ポリリズム」の発売と同年のことである。

 それは、“一億総プロデューサー化”時代の幕開けだった。

 確かにある程度の知識と習熟は必要だとしても、誰もが自分好みのアイドルを生み出せるようになったのである。自ら作詞・作曲・編曲をして初音ミクに歌わせる。あるいはそこまでいかなくとも既存の楽曲を歌わせたり、音声を自分好みに調整してトークさせたりする。ニコニコ動画を中心にそんなプロデューサーが続々と現れ、「ボカロP」と呼ばれるようになった。

 そのなかから「千本桜」(黒うさP)のようなカラオケで定番になるヒット曲も生まれた。また人気のボカロPの楽曲を集めたアルバムも数多くリリースされている。現在シンガーソングライターとして絶大な人気を誇る米津玄師も、かつては「ハチP」として「マトリョシカ」など100万以上の再生数を達成するミリオン曲を生んだボカロPであったのはよく知られる話だろう。

 こうしてプロデューサーという観点からアイドル史を見たとき、初音ミクをアイドル文化の本流から外れた異端の存在として片づけてはならないように思えてくる。

 生身ではないバーチャルな存在を応援することにまだ一般的に違和感があることも理解できなくはない。だがそれよりもここで目を向けたいのは、昭和から平成にかけてアイドルファンのなかで培われてきたプロデューサー願望の強さである。長らくその願望は、さまざまな運と才能に恵まれたごく一部のひとだけの特別な地位と思われていた。それが「初音ミク」というメディアとテクノロジーの結晶によって大きく門戸を開かれたのである。

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