しかしもう一方で、教師と生徒の恋愛を描き、過激な描写も話題になった『高校教師』(TBS系)の続編のヒロイン、『流れ星』(フジテレビ系)では兄の借金を背負って将来に絶望しながら生きる風俗嬢を演じるなど、アイドルのイメージとはかけ離れた暗さをまとった役柄も目立つ。

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 そうした役をあまり構えすぎず自然に演じられるところが女優・上戸彩の大きな特徴であり、魅力だろう。「鶴本直という役を演じられる資質を持った少女に会えなければ、この話は断念する以外にない」と考えていた『金八先生』の脚本家・小山内美江子も、上戸彩に出会えたのは幸運だったと振り返っている(小山内美江子『さようなら 私の金八先生』)。

●社会と向き合う若手女優たち

 一方でそのようなアイドルらしからぬ役柄は、この時期の若手女優に共通する傾向でもあった。

 以前この連載で取り上げた宮崎あおいも1985年生まれで、上戸彩と同い年だ。そして『金八先生』第6シリーズが始まった2001年は、これも前にふれた映画『EUREKA』が公開された年でもある。

 そこで宮崎あおいが演じたのも、バスジャック事件に巻き込まれ、大きな心の傷を負っている役柄だった。そしてそのとき同じ経験をした兄が事件を起こすに至り、彼女は犯罪の被害者であると同時に加害者の家族という立場になる。そこにはやはり、先ほどふれた『金八先生』の成迫政則がオーバーラップする。

 ただ『EUREKA』のなかで、学校は描かれない。役所広司とともに宮崎あおいはバスで旅を続ける。その姿は、アイドルが「学園」どころか学校のなかにも収まることなく外の世界に漂い出す時代の暗示のように受け取れる。

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