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本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで!

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【第22回】反則のオンパレードの気になる点は?

いつも全力~!

元気!(100%)
笑顔!(100パー!)
果汁~!!(オーッ!!)
せ~の……100パー!!!!
小説家への道もゆずらへんで!(フゥー)
NMB48チームNの15歳、本郷柚巴です!

今回は真代屋先生より、添削してもらいました!

――ついに、本郷さんが初披露した三題噺『反則のオンパレード』が完結。今回は、これまで教えてもらってきた真代屋先生から気になった点を指摘してもらいました。ぜひ皆様も一緒に小説の勉強をしましょう!

 『反則のオンパレード』を読みました。三題噺としてではなく、あくまで小説としてチェックしたのですが、率直に言いますと、わりとよく書けているなという印象です。授業を受けている20歳前後の小説家志望と比べても平均には達しているのかなと思います。

まず本作の骨組みをざっとまとめると、

かつてクラスの生徒を精神的に支配していた海斗が転校してくる。

新しい学校の生徒もルールを守らず、教師たちはそれを制御できない。

海斗が我慢の限界に達する。

また暴れそうになるけど、聖来が止める。聖来は父親(担任)に頼まれて海斗の監視をしていた。

という話ですが、細かい修正点はさておき、内容的に気になるのは次の2点です。


1)【聖来の行動原理】

 父親に頼まれたことがきっかけで海斗の監視をしていますが、聖来自身は、父親や教師たちについて、どう思っているのかが知りたいです。

 学生を制御できない教師陣に対して(もともと制御する気がないような描写です)、何か思うところがないと、教師(父親)に命じられるまま動いているだけの無主義に見えてしまい、読者もあまりいい印象をもってくれません。

 海斗や短髪に対して切った啖呵も「父親に頼まれたから言ってるんでしょ」と、薄っぺらく感じてしまいます。

 なので、例えば風紀の乱れた学生だけでなく、自分たちでは何もしようとしない教師陣を含め、この学校の暗部にメスを入れてやる、ぐらいの心算で行動するなど。自主的に動いている描写が欲しいです。

 聖来の父親は教師の立場にありながら、自分の学校の問題を娘に押し付けているわけですから(それもわざわざ海斗が来る一週間前に転入までさせている)、あれだけの啖呵を切る聖来が父親に対して何も感じないわけがないと思うのです。だからこそ父親の意図とは関係ない聖来の自己主張が必要です。

2)【海斗の心境の変化】

 海斗は前の学校のスクールカーストを破壊して新しい学校に来たわけですが、そこでもまた同じ過ちを繰り返そうとしてしまいます。

 上記の1と繋がる部分ですが、暴力でスクールカーストを壊すことだけを考えるネガティブな海斗と違い、聖来はカーストに縛られず自由に生きる権利を主張するポジティブな面があるはずです。

 そんな聖来と出会ったことで、海斗のなかで何が芽生えるのか、という描写が必要になってきます。聖来に感化されて今までと違う行動をとろうとするなど、そこで初めてドラマが成立します。オチになる部分なので、「明日からの学校…また新しい1日が味わえそうかも」以上に、丁寧に描いてほしいです。仮に長編にするなら、聖来と海斗の対立構図をつくって第二話へ、という流れでもいいと思います。

 これらが加わってくると、より深いものになるかと思います!

――先生の指摘した部分が加われば、さらに海斗と聖来のキャラが浮き上がってきます!

次回は細かい部分を添削してもらいます。皆様の感想もぜひお待ちしております!

本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで