リア・ディゾン
※画像はリア・ディゾン『恋しよう♪』(初回限定盤)(DVD付)より

連載企画『グラビアアイドル歌謡の世界』
第1回 リア・ディゾン『恋しよう♪』(2007)

 平成という時代を水着姿で彩ってくれた、グラビアアイドルという存在。実は彼女たちの多くは、CDという形で名曲・駄曲・珍曲を残してくれている。ここではそんなグラビアアイドル歌謡を改めて聴きながら、彼女たちの思い出を語ってみたい。

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「グラビア界の黒船」リア・ディゾンが、今年の7月にミニアルバムをリリースして、日本での音楽活動を再開した。新曲が話題になっているとは言い難いけれど、一児の母となった今も、その美貌は全く衰えていない。

 彼女は2006年にグラビアアイドルとしてアメリカから来日して、瞬く間に人気者となり、2007年には歌手としてもデビュー。新人ながら「NHK紅白歌合戦」出場を果たす。そこで披露したのが『恋しよう♪』だった。

 オリコンチャートで最高位7位を記録した、彼女の代表曲であるのは間違いないし、ダンサブルで良質な楽曲ではある。でも正直、彼女がグラビアで与えてくれた衝撃が大きすぎて、楽曲がグラビアに負けているな、と思いながら聞いていた記憶がある。

 実は「グラビア界の黒船」という彼女のキャッチフレーズは、私がつけたものだ。アメリカで際どい露出の自主グラビアを発表していた彼女に注目し、2005年にこのフレーズと共にブログで紹介したら、いつしか日本デビューが決まり、あらゆるメディアでこのフレーズが引用され、彼女の代名詞にまでなっていった。

 彼女のことを「黒船」と表現したのは、単に彼女がアメリカ人だったからではない。当時、グラビア界は有力芸能事務所による寡占状態が進んでいて、まるで鎖国のように閉塞してしまっていた。リア・ディゾンは、そんなグラビア界に外部から揺さぶりをかけ、風穴を開ける存在になれるのではないか。そんな期待をしたからだった。

 実際、彼女は停滞したグラビア界を大いに刺激し、最初は熱狂的に受け入れられた。しかし、もともと水着グラビアから卒業するために拠点をアメリカから日本に移したという彼女は、活動の軸をグラビアから音楽へと急速にシフトさせていった。

 そして2008年に結婚と妊娠を電撃発表し、日本デビューからわずか2年余りで表舞台から消えてしまう。その後はアメリカの大学で発達心理学を学び、今秋からは大学院に進むというから、もう「グラビア界の黒船」などというフレーズから彼女は解放されているのだろう。

その後のグラビア界をみる限り、本当の黒船はリア・ディゾンではなく、彼女が紅白歌合戦で共演したAKB48だった、というのは皮肉な話ではある。

(文・真実一郎 https://twitter.com/shinjitsuichiro

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