根本はるみ「イエローキャブの最終兵器」を擁したR.C.Tが呼び起こすバナナ一本分の純情の画像
※画像はR.C.T.『おあずけ坊やのテント村』より

連載企画『グラビアアイドル歌謡の世界』
第2回 R.C.T『おあずけ坊やのテント村』(2002)

 平成という時代を水着姿で彩ってくれた、グラビアアイドルという存在。実は彼女たちの多くは、CDという形で名曲・駄曲・珍曲を残してくれている。ここではそんなグラビアアイドル歌謡を改めて聴きながら、彼女たちの思い出を語ってみたい。

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 2000年前後のグラビアアイドル界は、イエローキャブという芸能事務所の天下だった。雛形あきこを筆頭に、小池栄子MEGUMI佐藤江梨子といった巨乳のスターを次々に輩出し、独禁法に触れるのではというくらい、ほとんどの雑誌のグラビアを占拠していた。

そんな寡占市場に「イエローキャブの最終兵器」として満を持して投入された存在、それが根本はるみだった。

100㎝を超えるバストと肉づきの良い大柄な肢体は、まさに歩く大艦巨砲主義。グラビア界の戦艦大和として華々しく登場した彼女は、R.C.T.(アールシテイと読む)というグラドル・ユニットのセンターとして、2002年に歌手デビューも果たした。

 デビュー曲『おあずけ坊やのテント村』の作詞は、当時まだAKB48を世に送り出す前の秋元康。「いきなりはだめよ あせってはダメダメ」と、がっつく男を女が焦らす卑猥な歌詞を、ノスタルジックなギターサウンドに乗せたこの曲は、グラビアアイドル歌謡史に残る名曲といっていいだろう。B面の『エビゾルゲ』も、曲名だけでもう傑作だ。

 しかし結果的に、R.C.T.の曲はヒットせず、根本はるみの人気が小池栄子やMEGUMIを超えることもなかった。その巨乳が規格外すぎたために、キャラを確立できなかったからかもしれない。巨乳市場は既に飽和状態だったという不運もある。

「最終兵器」は、文字通りグラビア界の最期のあだ花となり、時代の主役はグループアイドルへと急速に移っていった。「ジーンズ越しに熱くなる バナナ一本分の純情」。こんな名フレーズが楽しめる秋元康の猥褻歌謡を、もう少し聴き続けていたかった。

 男子校に通っていた中学生時代、夏になると猪苗代湖の湖畔で数日間キャンプをするという、毎年恒例の学校行事があった。

 自分たちで旧式の三角テントを張り、火を起こして自炊し、風呂はないので湖で水浴びをする。湖畔に設置された屋外トイレには、クモやトカゲやムカデが壁にびっしりと張りついていた。思春期の少年と男性教員だけの、まったく華のないキャンプ生活。

 ある日、猪苗代湖の向こう側から、一台のモーターボートに乗った若い女性たちが、僕らのキャンプ場に近づいてきた。遠くて顔ははっきり見えなかったけれど、水浴びをしていた僕たちに手を振っている。僕たちは色めき立ち、恐る恐る手を振り返した。

 やがて友人の一人が渾身のギャグを叫んだのを、今でも鮮やかに憶えている。「今夜遊びに来て! テント張って待ってる!」。もちろん女性が来ることはなかった。

 おあずけ坊やのテント村。この隠れた名曲を聴くたびに、バナナ一本分の純情がたぎっていた中学生時代を思い出す。

(文・真実一郎 https://twitter.com/shinjitsuichiro

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