■本作は「セカイ系」の映画でもある

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――感情の動いている時間を、「ハレ」と「ケ」にかかわらず、見事に切り取っているということですね。僕は前回の記事にあった「学校」というキーワードがひっかかっているんですが、もう少し、そこをお伺いしたいです。

松江 私の言った意味は社会と切り離されているというところです。それは今の流行だと 思います。例えば『天気の子』では世界という言葉が多用されていますが、「世界」ではないじゃないですか。つまり「彼と私」しか存在しないカタカナのセカイなんですよね。

――セカイ系ということですね。

松江 そう。このドキュメンタリーもそういうふうに見えました。『アルキメデスの大戦』や『天気の子』を観ても思ったのですが、外ではなく内側と向き合おうとする作品が増えてきたな、と思います。

 世界の広さよりも、まず私(とその関係)が重要で、そこから世界を描こうとするような。それは箱庭的な世界観に耽溺しているようにも見えます。良い、悪いではなく、そういうキャラクターを作り手は肯定し、観客も受け入れているという現状。それは今の日本にも重ねられます。

 例えば、映画ではメンバーが上海やエディンバラに行ってますが、全然、外国に行ってるように見えないんですよ。 よくあるドキュメンタリーではそこでファンがコメントしたり、現地の名所を入れたりしますが、本作ではさらっとしています。グループの世界観を描く上で、「外の世界」は必要ないと判断したのではないでしょうか。

 たぶん、乃木坂を総体として考えた時、「世界を制する」みたいな目標って、ないと思うんです。ファンも望んでもいないんじゃないかな。ドキュメンタリーを観る限りは「この居心地の良さを続けていきたい」という風に見えました。何かに挑戦した新しいことをするというよりは、世界観……いや「セカイ観」を大事にしているのではないでしょうか。それが自然と広がっていって、海外にもという感じ。国境を越える、世界に通用するのが目標です!みたいなかつてのアーティストっぽさはありません。

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