この日最初のMCでは、リーダーの花咲なつみが「今日はほんとにいろいろ大変な中、電車とかも止まって『わたしも(会場まで)来れるのか?』みたいな感じでバタバタしてたんですけど、こんなにお客さんが来てくださると思ってなかったので本当にうれしいです!」と開催にこぎつけた喜びをあふれさせる。

【写真】tipToe.現体制最後のバンドセットで最も激しい6人のステージ!7thワンマンライブ「MUSIC」レポート【写真12枚】

 続けて前回のワンマンで初公開して以来、各地でこの夏を盛り上げた『夏祭りの待ち合わせ』。3か月後には「第一期終了」とともに5人の卒業を発表しているtipToe.。それだけに「また来年もここに来ようね」という歌詞や、ひとり残る日野あみの「まだ遊び足りないよ」といったフレーズがこれまで以上に切なさを覚えさせられる。

 普段のトラックではシンセ音が印象的な『ひとりごと』『ないしょとーく』も今回生バンドということで、インディーポップな味わいに。その後メンバーは一旦ステージを降り、バンド5人によるセッション。流麗なピアノにドラムやベースのソロも交え、観客のクラップから始まったのはビッグバンド風の『秘密』。

 生バンドになるとその音に加えて、6人が跳ね回る雰囲気がいかにもミュージカルな雰囲気に。そこから胸を締めつけるようなボーカルがたまらない『茜』、大作映画のエンディングのようなスケール感の『アフターグロウ』と成長したtipToe.ならではの情感に響かせる曲が続く。

 続いて流れたのが新曲『僕らの青』。ロールするピアノのフレーズと力強くドラマティックなサウンド、そして絶唱というにふさわしい歌い上げる6人の姿は、また新しいtipToe.を更新した。

 その後の『ナイトウォーク』はメロディがギター中心になったりと、アレンジも新しく、こうした細やかなアレンジがこの日は各所に見受けられ、こうしたところもバンドライブならでは。そこから『blue moon.』『星降る夜、君とダンスを』と夜をテーマにした『thirdShoes.』収録曲を披露した。

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