※画像は少女時代『THE BEST』(通常盤)より
※画像はGFRIENDのシングル『FLOWER』より

K‐POPでいってみよう! 第5回

 山田孝之主演で映像化された村西とおるの評伝『全裸監督』の著者であり、多くのノンフィクションを手がける本橋信宏は、無類のK‐POPファンでもあった。K‐POPの魅力について縦横無尽に語ってもらう連載がスタート。

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「え? 少女時代って解散したんじゃなかったんですか?」

 K‐POP好きの若手編集者が言い放った。

 日本におけるK‐POPブームの火付け役となった少女時代。

 またの名をGirls' Generation、ハングル読みでソニョシデ、ローマ字表記を略したSNSD、あるいはソニョシデを略したソシ。

 ファンたちの間で親しみをこめて呼ばれてきた。

 韓国デビューは2007年、2009年に発表した『Gee』がメガヒット、大スターとなる。

https://www.youtube.com/watch?v=mpoKx48WmEM
Girls' Generation 少女時代 'Gee' MV (JPN Ver.)

 この曲を携帯の呼び出し音にするのが大流行だった。

 日本デビューは翌2010年、たちまち人気を博し第52回レコード大賞新人賞を受賞、2011年にはKARAとともにNHK紅白歌合戦に出場、コンサート会場は常に満員となり、とりわけ日本の少女たちに圧倒的人気を博した。

 いまでも記憶に残っているのは、2010年9月10日、テレビ初出演(同日フジテレビにも出演)したときの日テレ朝の番組『PON!』で、少女時代の9人が汐留の日テレ本社を嬉しそうにかけずり回っていた姿だ。

https://www.youtube.com/watch?v=fYP_3QEb5Yk
Girls' Generation 少女時代 'Genie' MV (JPN Ver.) 

 日本デビュー曲。このころは脚線美がセールスポイントだった。

 9年前ということは、9人はまだ20歳前後、若さ爆発ってところだろう。

 先の編集者はそのころ中学生で、ませた男子中学生ならリアルタイムで追っていただろうが、K‐POPはTWICEからハマったという。

 少女時代も何人かは30歳になったから、時代は移りゆくのだ。

 K‐POPの歴史のなかでも少女時代の大活躍は特筆ものであり、日本でも飛び抜けて人気があった。

 2014年、メンバーのジェシカがグループを脱退。前から好きだったジュエリーデザインの道に進むことが脱退理由とされたが、恋人の存在も大きい。

 人気グループのメンバーチェンジというのは、ボディブローのようにダメージとしてきいてくる。ジェシカの脱退は、ファンの間でもショックだったようで、日本での楽曲の売上げやコンサート動員数にもいくらか翳りが見え、さらには2017年、スヨン、ティファニー、ソヒョンが所属事務所、SMエンターテイメントと再契約を結ばず、実質的に少女時代で活動するのはユナ、ユリ、テヨン、サニー、ヒョヨンの5人、新ユニット「少女時代-Oh!GG」として再活動することになった。

 デビュー時から9人でやってきた少女時代も、5人になると寂寞感を感じてしまう。

 SMエンターテイメントといえば、少女時代をはじめ、東方神起、BoA、スーパージュニア、 SHINee、f(x)、EXO、Red Velvetといった超人気グループ、シンガーを擁するK‐POP界最大手の芸能プロダクションである。

 創業者のイ・スマンは、以前歌手・司会者だったがパッとせず、実業の世界に飛び込み、エンターテイメントを有望な産業として起ち上げて、大成功をおさめた。

 韓国芸能界は大手プロダクションの力が極めて大きく、最大手プロダクションのトップは元歌手、タレントだったケースが多い。

 TWICE、Wonder Girls、2PM、miss A、GOT7、ITZYを擁するJYPエンターテイメントのトップ、パク・ジニョンもまた歌手だった。

 AOA、FTISLAND、CNBLUEといった超人気グループを擁するFNCエンターテインメントのハン・ソンホも歌手だった。

 BIGBANG、2NE1、BLACKPINKといった超売れっ子グループを擁するYGエンターテインメントのトップ、ヤン・ヒョンソクもアイドル系ヒップホップグループ「ソテジワアイドゥル」メンバーだった。

 これら超大手プロダクション・トップに共通するのは、現役時代は花がなく、二線級に留まっていた点だろう。FNCエンターテインメントのハン・ソンホは、自虐ネタで「オレはビジュアル担当だから」と言ってるほどだ(そういえば、ハン・ソンホ、久しぶりにネットで見かけたら、顔がバージョンアップされていた)。

 彼らはみな裏方に回ってから、サクセスをつかんだわけだ。

 少女時代がゴタゴタして以前のような勢いが落ちていると、今度は所属事務所の元f(x)のソルリが自宅でみずからの命を絶った。ソルリはf(x)を脱退するときから、情緒不安定なところが感じられ、ソロになってから鬱病を患っていた。亡くなる前の日に写ったインスタグラムのアップ写真は典型的な鬱の顔だった(無表情なのだ)。

 SMエンターテイメントは御難つづきで、2年前、SHINeeのジョンヒョンが27歳という若さでみずからの命を絶った。やはり鬱病だった。

 相次ぐ自死で、SMエンターテイメントはいったいどんなケアをしているのか、と非難された。

 トラブルつづきだったが、少女時代とSMエンターテイメントはK‐POP界でいまなお輝く存在にちがいない。

 日本デビュー当時、キムタクの熱烈なファンだと打ち明けた少女時代のユナ。

 愛嬌も人一倍で、大きな口を開けて笑う癖がある。

 バラエティでも見せてくれた愛嬌(ブリッコ)ぶりはいまも健在だろうか。

https://www.youtube.com/watch?v=cq-yHHa1uyI

[HD] 150828 SNSD Sunny + YoonA + Sooyoung - Aegyo Battle @ Weekly Idol 

ユナ(2番手に登場)の大口を開けた笑いはファンの間でも好印象。

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