阿久津真央
※画像は阿久津真央/本サイトの記事(https://taishu.jp/articles/-/69098)より抜粋

 いまや、人気アイドルの一ジャンルとして完全に定着した「レースクイーン」。一昔前までは、「あくまでアイドルとは別の存在」といった認識があったのが信じられないほどだが……。アラフィフ芸能ライターの織田祐二氏が語る。

他の水着記事を読む

「確かに2000年ぐらいまではそういう位置づけがありましたね。元々、80年代後半に人気を博した飯島直子岡本夏生らがその元祖とも言われているわけですが、『BOMB』(学研)や『DUNK』(集英社)、『Momoco』(学研)といった、いわゆる王道アイドル誌とは縁のなかった存在ということもあり、アイドルとは違ったお姉さん系のグラビアモデルとしての認識が一般的でした。

 目下、レースクイーンの老舗にして伝統の栄冠と呼べるレースクイーン・オブ・ザ・イヤーが2000年にスタートしましたが、第1回の受賞者の吉岡美穂に対する芸能メディアの当初の受け止め方は、正直、それほど関心がなかったというのが実際の話。その後、癒し系の井川遥らのポスト的存在で注目を集めた際も、書き手として多少のとまどいがあったものでした」

 元々、井川の登場のキッカケとなったビール系や繊維系のキャンギャルも、アイドルやグラドルとは別個の位置づけで認知されていた。それを一気にアイドルのフィールドにまで押し進めていったのは井川のブレイクによるものが大きく、癒し系ブームを受けての吉岡の台頭により、レースクイーンの存在がアイドル・ファンの間で浸透していったというのが当時のプロセスと言えそうだ。

「あとは勢いに乗って、空前のグラドル・ブームの中で、レースクイーン出身の人気者が続々登場していきました。第2回レースクイーン・オブ・ザ・イヤーの森下千里、トップ着エロアイドルとして君臨したインリン・オブ・ジョイトイ、写真集やDVDのヒット作を連発した相馬茜、同じく話題作連発で人気を博した牛川とこなどが代表格でしょうか。逆に若槻千夏伊織など、アイドルからレースクイーンに進出するケースも見られ、2003年の第4回レースクイーン・オブ・ザ・イヤー受賞の里中あやなどもその流れと呼べるでしょう」(前出・織田氏)

 その後も、中野風女シスターズの一員としても活動した原田まりる(当時は原田まり名義)、SDN48のメンバーとして活動した相川友希、2011年日テレジェニックに選出された大矢真夕(レースクイーン・オブ・ザ・イヤーと二冠)、目下、押しも押されもしない主役級女優として君臨する菜々緒、バラエティで大活躍中の青山めぐなど、人気アイドルをコンスタントに輩出。

 菜々緒がレースクイーン・オブ・ザ・イヤーに選出された2010年からは日本レースクイーン大賞も生まれ(レースクイーン・オブ・ザ・イヤーの選考方法とは異なり、AKB48選抜総選挙よろしくファン投票で受賞者が決まる)、盛況の後押しに。

 日本レースクイーン大賞とレースクイーン・オブ・ザ・イヤーの二冠獲得の立花サキ、同じく二冠の佐野麻彩、日本レースクイーン大賞新人グランプリ&最優秀新人賞とレースクイーン・オブ・ザ・イヤー二冠の早瀬あや、日本レースクイーン大賞新人グランプリ&同栄冠ファイナリストにして目下最新のレースクイーン・オブ・ザ・イヤーの林ゆめなど、W受賞という流れも定着し、そのあたりの柔軟性(グラドルにおいてはビジュアルクイーン・オブ・ザ・イヤーと日テレジェニックW受賞などというのはあり得なかった)もレースクイーンというジャンルならでは、シーンの活性化に一役買っていると言える。

「本サイトのロング・インタビューでぶっ飛んだ発言を連発し連日好評を得た(笑)、2017年日本レースクイーン大賞の阿久津真央、日本レースクイーン大賞3年連続ファイナリストにして青年マンガ誌での表紙仕事も好調の藤木由貴、ハロウィンイベントでの峰不二子のコスプレ姿が最高すぎて大きな反響を呼んだ福江菜々華など、レースクイーンおよびレースクイーン出身者の人気は完全に定着。バラエティへの精力的な進出ぶりも含め、かつての吉岡美穂、インリン・オブ・ジョイトイ、森下千里らが全盛を極めた時代の再来と呼んでも過言ではないはず」(アイドルライター・ニイゼキユウジ氏)

 そもそもの起源は、(女性)アイドルという言葉が定着する以前の1960年代後半、当時大活躍した小川ローザ(サーキットでのモデル活動に加え、丸善石油のCMで自動車の疾走の風でミニスカがめくれあがり、「Oh!モーレツ」と叫んで一世風靡!!)とも言われ、わが国では50年におよぶ歴史を有しているという見立てもできる(ちょっと強引?)レースクイーン。男性陣のハートを射抜く魅力とパワーの年季はダテじゃないのだ!

(文・三橋りの)

※画像は阿久津真央/本サイトの記事(/articles/-/69098)より抜粋

【関連記事】

・宮脇咲良、ちとせよしの、忍野さら他「ウンチ」なアイドルを探せ!!

・「デートなうに使っていいよ」「10秒グラビア」「勝利のグラビア」…アイドル界を席捲するSNS潮流まとめ

・仲間由紀恵、国仲涼子、満島ひかり他、大女優を生み出す沖縄県はなぜグラドル不毛地域なのか!?

・有村藍里、水沢アリー、森下悠里ほか「整形をカミングアウト」したアイドルたち

・乃木坂46松村沙友理、NMB48井尻晏菜ほか「二次元好き」アイドル新世代が台頭!