アップアップガールズ(2)
アップアップガールズ(2)

 11月4日、アップアップガールズ(2)が恵比寿リキッドルームでワンマンライブ「アオハル November」を開催した。翌週の11月12日に活動2年半にして待望のフルアルバム『アオハル1st』発売を前にしてのワンマンは、新曲披露に初めてのお芝居、さらにシークレットゲスト登場のサプライズありと、バラエティに富んだ内容でグループの充実感が伝わってくる2時間強のライブとなった。

【写真】アップアップガールズ(2)デビュー2年半を経て1stアルバム発売&ワンマン大成功「皆さんの中の青春がライバルです!」【写真22枚】

 OVERTUREから続いての1曲目、ワンマンを頭から勢いづけたのは、4曲連続となるつんく♂サウンドプロデュースによる最新シングル『Be lonely together』。続けてカップリング曲『ワッチャウ!!』で一気にアプガ(2)の最新モードを見せつける。

 しかも衣装は初披露のグループカラーの白に青い水玉が舞った爽やかなものに一新。後半のトークでは「社長、絶対カルピスのCM狙ってると思うんですよ! “青春の味”だし」と吉川茉優が新衣装のデザインの謎解き。正解かどうかはさておき、今の8人の弾けるような青春感にはピッタリだ。

 高萩千夏が「ついにアオハル November始まりました! 今日は新衣装で私たちもテンション上がってるんで、負けないくらいこの空間を最高に楽しんでいってください!」と意気込みを伝えた後、鍛冶島彩が鼻リコーダー、島崎友莉亜がギター、森永新菜がラップを披露するなど、自己紹介だけでもあらためて今の8人のキャラクターの幅広さを感じさせる。

 再びライブに戻って『Sun!×3』『初恋Ding Dong』『っていう初恋のお約束』とアップテンポな3曲からヘヴィなロックナンバー『ラッタンプイコ』を歌うころには、メンバーも髪まで汗がびっしょり。それでも勢いよく首を振るヘドバンを決めたりと8人の前のめりな勢いは止まらない。

 そんな彼女たちを驚かせたのが、タワーレコード代表取締役社長でアプガ(2)が所属するT-Palette Records代表でもある嶺脇育夫氏のサプライズ登場。「峯脇社長が出てきたから宇宙とかに飛ばされるのかと……」(鍛冶島)と戦々恐々の8人に「(仮)のときはよく無茶振りしてたんだけど、時代が変わってパワハラとか言われてしまうので……」と断りを入れつつ、来週発売のアルバム『アオハル1st』ブレイクの激励とともに「売上目標2500枚」というリアルな数字を発表。さらに本日500枚を先行発売と、メンバーとファン一丸となっての目標突破を祈る。しかも2500枚売れたら11月下旬に無料のフルライブ開催を約束した。

 そんな目標を改めて据えられて披露したのは、アルバム収録の新曲『パジャマ DE タンテボー』。トランシーなダンストラックに乗って会場一体になってタオルを回したりの振り付けはメンバーの高萩が担当。心地よく踊らせつつもタオルでアガる、今後のライブでも楽しみな一曲だ。

 ワンマン中盤、ライブから一転して始まったのが「もしもアプガ(2)じゃなかったら」というテーマのお芝居。鍛冶島、森永、そして中川千尋新倉亜美が高校3年生の秋、進路に迷う女子高生たちを演じる。

 皆の制服姿にファンから歓声が飛び、中にはコメディぽいやりとりも見せつつも、アイドルになりたい気持ちがありながらもこれまでの失敗を思うと一歩踏み出せない鍛冶島と、前向きな森永のやりとりがみずみずしい。

 その中で高萩・吉川・島崎・佐々木ほのかが披露したのが『Now&Forever』のアカペラ。その声の重なりは素晴らしく、アイドルとしてのダンス&ボーカルとは違った歌の魅力を伝え、芝居中の「心を動かす一曲」という場面に説得力十分なパフォーマンスだった。

 ライブも後半、「久しぶりの曲になります」と前置きして、立ち位置だけでどよめいたのがひさしぶりの『どしゃぶりのテラス席』。さらに『かかって来なさい』『ハッピースLOVE♡』『OVER DRIVE』、そして『二の足 Dancing』で会場を最高潮にブチ上げる。

 新メンバーの披露の場となった赤坂BLITZワンマンから7か月、3人もすっかり個性を見せつけるワンマンとなった今回。今の8人の最高を見せた上で、ファンに向けてリーダーの高萩が「アプガ(2)は最初5人から始まって、メンバーの卒業とか加入とかいろいろメンバー変遷があって、今こうやって8人で活動しています。いっぱい変化はしてきましたけど、それでも変わらないのって皆さんの暖かさだなって思います」と感謝を述べ、さらなるグループの成長をファンに誓った。

 そしてライブ本編、最後の曲は『We are Winner!』。未来への希望を歌う歌詞は、青春真っ只中の彼女たちにふさわしい。

 フロア中の大アンコールに応えて再登場したアプガ(2)、『全部青春!』をパフォーマンスした後、3人が代表して今日の感想をファンに伝える。

「私はメンバーと皆さんとで作るライブが大好きです。もっとたくさんの方を巻きこんでいきたいなと思うし、もっともっと前に進まなきゃと思います」(新倉)

「ほーちゃんはみなさんの笑顔が見れてハピハピハッピーです! 皆さん声出してくれて、私たちのファンは素敵な方でいっぱいだなってあらためて思いました!」(佐々木)

「世の中の青春って学生とか絶対に記憶に薄れないものじゃないですか? アプガ(2)はそういう存在になりたくて、皆さんの中の青春がライバルだったり、そこの青春に負けちゃいけないなって思ってます。アプガ(2)がみなさんの記憶に残る最高の思い出になるように、もっと大きくみなさんの笑顔を原動力になれるようにこれからも頑張っていきます」(鍛冶島)

 デビューから2年半の先輩たちから加入半年の新メンバーまで、個性も多種多様な8人がそろった今のアプガ(2)。そのそれぞれの今を駆け抜けながら、8人一丸となってステージに向かう姿は、今この瞬間だからこその「青春」らしさがまぶしい。

 青春真っ只中にいるからこその「皆さんの中の青春がライバル」、いわば「最高の青春」をこの場にいるファンとともにつかもうとする鍛冶島の言葉は、特に印象に残った。

 そしてライブはこの日初披露のアルバム収録曲『ブルースカイブルース』の疾走感に満ちたエモーショナルなサウンドで会場を満たし、最後に島崎が「まだまだアプガ(2)と青春してくれますかー?」とあおってヒットしたのが『スターティングオーバー』。「あなたと分け合える喜びを探す旅に出かけよう/かかとを鳴らせば青春だ!」という歌詞は、初めてのアルバム発売とともに新たな旅に出る今のアプガ(2)にふさわしいもの。この8人の進む青春の道はどんな旅路か、今後も注目したい。

(文=大坪ケムタ)

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