杉本有美「ハルコイ」の画像
※画像は杉本有美『ハルコイ』花タイプ より

連載企画『グラビアアイドル歌謡の世界』
第7回 杉本有美『ハルコイ』(2010)

 平成という時代を水着姿で彩ってくれた、グラビアアイドルという存在。実は彼女たちの多くは、CDという形で名曲・駄曲・珍曲を残してくれている。ここではそんなグラビアアイドル歌謡を改めて聴きながら、彼女たちの思い出を語ってみたい。

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 グラビアアイドル界にとって、令和元年とは壇蜜橋本マナミが電撃結婚した年であり、杉本有美が離婚を発表した年でもあった。杉本有美という超一級の逸材は、もっと売れていいはずだったしもっと幸せになっていいはずなのに、という気持ちが湧きあがる。

 ジュニアモデルとしてデビューした杉本有美は、『JJ』(光文社)専属モデルを務めたのち、2006年頃からグラビアアイドルとしても活動。モデル兼グラビアアイドル、通称モグラの先駆的存在となり、スポーティな健康美と圧倒的な美貌で、瞬く間にグラビア女王の座に昇りつめた。

 2008年の特撮番組『炎神戦隊ゴーオンジャー』(テレビ朝日系)のゴーオンシルバー役で、人気はさらに拡大。当時の『週刊ヤングジャンプ』(集英社)や『週刊プレイボーイ』(集英社)は、まるで杉本有美ファンクラブ会報であるかのように、彼女を表紙に起用し続けた。

 しかしKB48の本格的ブレイクとともに、グラビア誌面はAKB勢によって急速に侵食されていく。誰もが認める逸材でありながら、ゴーオンシルバーを超える当たり役にも恵まれず、彼女の快進撃にも陰りが見え始めた。そうした状況を打開するべく、2010年2月、彼女は『ハルコイ』でCDデビューを果たすことになる。

『ハルコイ』は、グラビア界の大物による満を持した歌手デビューということで、業界的にもかなり注目されていたと記憶している。実際に楽曲のクオリティも相当に高かった。90年代のスウェディッシュ・ポップ調の爽やかなギターサウンドに、語り掛けるような彼女の甘い歌声が心地よく融合した、耳に心地よい名曲だ。

 しかし残念ながら、このデビューシングルを最後に彼女の音楽活動は終わってしまう。恐らく期待したほどのセールスを達成できなかったのだろう。

 今にして思うと、AKB48に対抗するのであれば、楽曲だけでなく歌詞の強さがもっと必要だったのだと思う。『ハルコイ』は杉本有美自身が作詞していて、その姿勢は評価されるべきだけれど、良くも悪くもキャッチーさに欠けていて、ファン以外の層にまでは届かなかった。結果的に、彼女はグループアイドル・ブームという怒涛に飲み込まれる形になってしまった。

 杉本有美は2016年に結婚して、芸能活動の第一線から身を引きつつあった。しかし離婚を機に、現在は本格的に復帰しているようだ。であれば、彼女の音楽をまた聴きたい。グラビアアイドルとしてではなく、スウェディッシュ・ポップバンドのボーカルとして。

 なにかが終わるときは、なにかが始まるときだ。あの上質なサウンドに、あれから10年間の人生経験を積んだ今の彼女の言葉を乗せて、2020年に響かせてほしい。それはたぶんグッとくる曲になるような気がしている。杉本有美に新しい春が来ますように。

(文・真実一郎 https://twitter.com/shinjitsuichiro

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