鮮やかな対比である。しかし、平成という時代がもたらした「生きづらさ」とどう向き合うかという点では同じだ。乃木坂46と欅坂46がそれぞれの流儀で示す「生きづらさ」と向き合う覚悟、そしてそこからの脱出のかたちこそが、宮沢りえや広末涼子から連綿と受け継がれている平成女性アイドルの強さに違いない。

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 今回の本は、最初にもふれたように個々の女性アイドルにスポットライトを当てる列伝形式になっている。その意味では各回は独立した読み物だが、通して読んでいただくとそうした平成女性アイドルの共通点にも気づいていただけるのではないかと思う。

■新しい時代のサイクルの始まり? ~平成から令和へ

 そして平成が終わり、令和になった。とはいえ、状況は基本的には変わっていないように見える。しかし、新元号になるのをまるで待っていたかのように、昨年から今年にかけてアイドル界には大きな出来事が相次いでもいる。

 昨年は、NGT48メンバーへの暴行事件とそれをめぐる騒動やIZ*ONEを生んだオーディション番組におけるスタッフによる投票不正操作疑惑があった。どちらにおいても、グループが活動休止を余儀なくされるなど少なからぬ打撃を受けた。そこには、運営の不手際というだけにとどまらず、ファンとの近さを重視してきた平成女性アイドルの根幹を揺るがしかねないものがあった。

 さらに今年に入って、欅坂46・平手友梨奈の脱退発表があった。「卒業」という言い回しにすっかり慣れ切っていた私たちにとって、「脱退」という表現には不意打ちを食らったような衝撃があった。だがそれとともに、いかにも彼女らしいという思いにもさせられた。

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