斉藤由貴
斉藤由貴

 卒業ソングはいつの時代も常に必要とされてきた。青春も思い出も、すべてそこに詰まっている。あの時、あの場所でアイドルたちが歌った卒業ソングの意味と関係性について、2020年のいま、考えてみる。

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 卒業式は泣くもの。思い出の分だけ涙を流すもの。この風潮に物申したのが、斉藤由貴のデビュー曲『卒業』(1985年)である。「泣くこともできるけれど、それ以上に泣かない理由があるのよ」この理論武装で、「泣けないこと」をコンプレックスから特別感へと変えた功績は大きい。

 そもそもこの1曲は、最初のフレーズが出た時点で、もう名曲になることが確定していたと思う。いきなり卒業の胸キュンアイテム「制服のボタン」が登場。しかも「制服の第二ボタンを」ではなく「制服の胸のボタン」としているところが、さすが青春詩人・松本隆。凄まじく甘酸っぱい。

 さらに作曲家の筒美京平はこの「制服の胸のボタンを」のメロディに、「を」の部分だけいきなり高くするという仕掛けを入れた。さらにさらに、斉藤由貴が視線を浮遊させこの「を」を「胸のボタンホゥ…」と歌う。ここで私たちは、早くも斉藤由貴の危なっかしさ、近寄りがたさにグッと心を掴まれるのだ。

『卒業』の誕生秘話として、斉藤由貴がオーディションで歌った5曲(松田聖子の『夏の扉』『SWEET MEMORIES』、原田知世の『時をかける少女』、あみんの『待つわ』、中島みゆきの『悪女』)の中で、『待つわ』に制作陣が感動し、方向性が決まったとあるが、思わず納得してしまった。アイドルに黄色い声をあげ、手をつないでトイレに行く同級生たちとは絶対気が合いそうにない。大勢で群れるよりひとり窓の外の木々のざわめきや青い空を見るほうが好き。『待つわ』も『卒業』もそんな女の子像がよく出ている。

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