中森 もっとも典型的なのが浜崎あゆみですね。彼女はもとももと「浜崎くるみ」という芸名で、サンミュージックに所属していた売れないアイドルだった。あるいは、同じ歌姫の文脈でいえば、華原朋美も「遠峯ありさ」として深夜番組の『天使のU・B・U・G(*1)』(フジテレビ系)に出ていた。
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そんなアイドルとしては「ホームレス」になってB級アイドル的な存在に甘んじていた人が、浜崎はエイベックスのMax松浦さん、華原は小室哲哉さんにピックアップされて、J-POPの歌姫になっていったというイメージがあるんですよね。
椎名林檎だって、「ホリプロタレントスカウトキャラバン」に出ていましたからね。あれは、上原さくらがグランプリを獲得したときですね。彼女がホリプロのアイドルになっていたら、歴史が変わっていましたよね。
太田 それは変わっていましたね。
中森 ともかく、椎名林檎もアイドル的な土壌にいる可能性があったことは確かでしょう。
■安室奈美恵が示した振り付けとダンスの違い
──98年組よりブレイクは少し早いですが、安室奈美恵はアイドル性も高かったものの、ディーバの文脈でもありましたよね。
中森 安室奈美恵はもともとスーパーモンキーズですからね。
太田 安室の場合、従来のアイドルの振り付けと、ダンスというものの違いを、世の中に分からせたということが大きかったと思うんですよ。
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