山口百恵はAKBがやっていることを一人でやっていた

中森 昭和のアイドルはソロだった。たとえば、山口百恵という人は歌手としてデビューした。そして女優として、映画だと文芸シリーズですよね。ドラマだと『赤い』シリーズ。それから、グリコなんかのCMにも出ていた。グラビアだと篠山紀信の「激写(*1)」があった。つまり、ひとりで全ジャルをやっていたんですね。

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 これはアイドルに限った話ではなくて、昭和には雑誌にも総合誌的なものがいくつもあった。ですが、今はすべて専門誌になっていますね。それと同じようなことがアイドルにあったと。つまり、グラビアはグラビアアイドル、バラエティはバラドルと。

 それで、先生が書かれてますけど、逆にいろいろ一芸のある者をいっぱい集めてみましたというのがAKBなんですよね。個別のものを再収束したような形で。昭和の時代は、よくあれをひとりでやれていたなと思いますね。

太田 百恵ちゃんっていうのは、ちょっと飛び抜けていましたけどね。未完成の存在というより、時代のアイコン的な、長嶋茂雄とか、それに近いところまで行った人でしょう。それで、それをバブル期特有の軽さでやったのが宮沢りえだと思いますね。90年前後は宮沢りえがアイコンでしたよね。

 一方で、広末涼子の登場は、それから数年しか経ってないんだけど、アイコンっぽく行こう行こうとしたんだけど、時代がそうさせてくれなかった。僕が想像するに、彼女はある部分で常識的な人だと思うんですよ。まっとうさがあるというか。だからアイコンとして祭り上げられることは拒絶したのかなと思いますけどね。

*1 「激写」
雑誌『GORO』(小学館)に連載された、写真家・篠山紀信が女性を撮影したグラビア誌面のシリーズタイトル。山口百恵は、シリーズ最初のモデルであり、その後もたびたび登場。セミヌード的な写真も残している。

(取材・文=ミゾロギ・ダイスケ)

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