韓国のアイドルは欧米的なショービジネスをモデルにしているから、完成されたものを提供するという。それに対して、日本は未完成なものを愛でる文化。それが少なくとも融合している面も出ているんですよね。それが日本的なものが薄れていくのか、うまくハイブリッドなものになっていくのか? そこに注目していますね。
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中森 僕は最近、JO1と豆柴の大群(*3)について原稿を書いたんですね。JO1のプロデューサーは国民プロデューサー(*4)で、豆柴の大群は安田大サーカスのクロちゃんですよ。つまり、ジャニーさんが亡くなって国民プロデューサーになり、秋元康ではなくクロちゃんになるという、“案外、令和ってこういう感じなのかな?”なんて思ったんですよね。
豆柴の大群を生んだ『水曜日のダウンタウン』(TBS系)は、『ASAYAN』(テレビ東京系)のようなリアリティショー的な番組的な要素が久々にあってね。まあ、どこまで演出か分からないですが(笑)。
太田 あの番組は、藤井健太郎さんっていう、昔のテリー伊藤さんみたいな人の演出ですよね。リアリティショーといっても、アイドルのほうではなく、プロデューサーのほうに光をあてたのが新しかったんですね。
プロデューサーが、いかにゲスなことを考えているか、やましいことをやろうとしているかとか、そうした構造において、まさにクロちゃんという人は適材適所でしたね。見事に露悪的に見せたというところあってね。それをみんなが面白がる訳ですよね。まあ、BiSHの売り出し方なんかもそうですよね。
気持ちは荒んでいるんだけど、それを激しく表現することをしないのが平成だとしたら、令和はその部分をパフォーマンスしていくというのが新しいかもしれませんね。
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