乃木坂46与田祐希/画像は本サイトの記事より抜粋(https://taishu.jp/articles/-/62815)
乃木坂46与田祐希/画像は本サイトの記事より抜粋(https://taishu.jp/articles/-/62815)

2017年、山岸聖太が乃木坂46の映像作品に携わるようになって5年目に、彼は初めてグループのシングル表題曲のMVの監督を務める。それが18枚目シングル『逃げ水』だった。この年から2年連続で「日本レコード大賞」の大賞を獲得する乃木坂46は、この時期すでに日本で最もポピュラーなグループのひとつになっていた。そのアーティストのシングル表題曲MVを手掛けるにあたって、山岸はとりたてて最大公約数的な表現へと軌道修正することもなく、これまでと同様のスタンスで不条理な世界を生きる住人たちを生み出してゆく。


香月孝史

1980年生まれ。アイドルなどポピュラー文化を中心にライティング・批評を手がける。2019年に催された企画展「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」(ソニー・ミュージック六本木ミュージアム)では解説文の作成や展示内容の選定に携わる。著書に『乃木坂46のドラマトゥルギー 演じる身体/フィクション/静かな成熟』『「アイドル」の読み方 混乱する「語り」を問う』(ともに青弓社)、共著に『社会学用語図鑑 人物と用語でたどる社会学の全体像』(プレジデント社)など。

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