乃木坂46白石麻衣
乃木坂46白石麻衣

 今泉力哉が「白石麻衣似の多田敦子」において独特の仕方で表現した(https://exweb.jp/articles/-/80098)ように、アイドルとして著名になることは、必ずしもポジティブな事柄としてあるわけではない。今泉は、白石麻衣に「白石麻衣に容姿が似ている一般人」役をあてながら、他者を乱暴に評するためのツールとして有名アイドルの名が呼び出されること、また著名芸能人であるだけでその内面について根拠のない烙印を押されることなどをドラマとして描出した。


香月孝史

1980年生まれ。アイドルなどポピュラー文化を中心にライティング・批評を手がける。2019年に催された企画展「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」(ソニー・ミュージック六本木ミュージアム)では解説文の作成や展示内容の選定に携わる。著書に『乃木坂46のドラマトゥルギー 演じる身体/フィクション/静かな成熟』『「アイドル」の読み方 混乱する「語り」を問う』(ともに青弓社)、共著に『社会学用語図鑑 人物と用語でたどる社会学の全体像』(プレジデント社)など。

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