
連載企画『グラビアアイドル歌謡の世界』
第15回 秋山莉奈『莉奈はオシリーナだから』(2007)
「オシリーナ」の愛称で知られる秋山莉奈が、第2子男児の出産をブログで報告した。せっかくのおめでたいニュースなので、今回は彼女の代表曲を紹介してみたい。
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秋山莉奈は『仮面ライダーアギト』などのテレビ番組で頭角を現した後、2000年代半ばからはグラビアアイドルとしても活躍。細い上半身には不釣り合いなほど大きくプリッとした桃尻が魅力で、ある時期から彼女のグラビアやDVDのジャケットは、美巨尻をこちらに向けて強調したものばかりになっていった。お尻は洗顔フォームで洗ってピカピカに磨いていたという。
バストの大きさが最大の魅力とされた当時のグラビア界において、お尻をアイデンティティとしたブランディングは画期的だった。巨乳というひとつの軸しかなかったグラビアに、尻という新しい軸が持ち込まれたことで、グラビアの見方は飛躍的に豊かになり、「尻職人」倉持由香の大ブレイクの呼び水ともなった。
そして2007年、CD『莉奈はオシリーナだから』を発表することにより、彼女は公式に「オシリーナ」を名乗るようになる。この曲は昭和を感じさせる古き良きアイドル歌謡で、大好きな男子に告白できない乙女心を、音程を追うだけで精一杯な感じの不安定かつ愛らしい声で歌っている。
こんなタイトルなのに、歌詞の中にお尻のおの字も出てこないので、ハラハラしながら聴いていると、最後の最後でやっとオシリーナと発して腹落ちさせてくれる。ただし、こんなタイトルなのに表ジャケットにお尻が映っていないのは未だに腹落ちしていない。
2010年代になると、健康状態を危惧されるほど一時的に痩せてしまい、自慢のお尻も萎んでいった。「尻職人」は職業なのでジョブチェンジも可能だけれど、「オシリーナ」は存在そのものなので、お尻を武器にできなくなってしまった状況は相当つらかったはずだ。
そんな激やせ期を乗り越えて、彼女は2015年に結婚し、いまでは2人の子宝に恵まれている。その自慢のお尻で夫を尻に敷いているに違いない。
(文・真実一郎 https://twitter.com/shinjitsuichiro)
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