■アイドル文化の大きなよさは

 6月中旬の現在も、オンライン配信を行なうアイドルはどんどん増えていますが、このコンテンツがエンターテインメントとして成立しているかどうか、正直ギリギリのところだと思っています。理由は単純明快、まだファンのニーズに充分応えられていないから。ただ、この先時が経てば経つほど“苦肉の策感”は増す。アイドル文化の大きなよさのひとつでもある「ライブでの一体感」を補填できない弊害は、かなり大きいと言えます。

 この文化をエンターテインメントとして成り立たせていくには既存ファンの囲い込みだけでなく、新規ファン獲得というステージに進む必要があると思っています。それが今後の発展につながる必須事項でもある。とはいえ、新規ファン獲得の場としてもっとも有効である対バンライブが無観客でもなかなかできない以上、僕が一番可能性を感じているのは、オーディションからアイドルが誕生する過程を追っていくスタイル、テレビ番組だとラストアイドルや青春高校3年C組などの例、BiSHなどの人気グループが所属する事務所のWACK方式やプー・ルイ率いるPIGGSのやり方は、何かのヒントになるんじゃないかと思っています。

 これは個人的な見立てではありますが、この先のアイドル界は、2つにくっきり分かれていくのではないかと予想しています。片方は、ルックスや特典会を売りにする王道系アイドル。そしてもう片方は、楽曲やライブ演出に深くこだわりを見せてくるであろう楽曲系のアイドル。ある意味分かりやすい構図になっていくことが吉と出るか凶と出るかは分かりませんが(笑)。

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