
アイドルイメージDVD名作図鑑 第28回
いまでは水着姿を目にすることのない女優・アイドルも振り返ればデビュー当初イメージDVDを発売しており、実はいまでも販売サイトで人気上位にいたりする。ここではそうした過去の名作DVDを取り上げ、フレッシュな魅力に迫っていきたい!
【人気記事】東雲うみ「私が今までやってきたなかでは一番上に上がっているような感じはします。でも結果を残すためにもっとパワーアップしたいなと」【独占告白9/9】【画像61枚】
大原かおり『大原かおり Final beauty』 1997年1月1日リリース
大原かおり(現在は大原がおり)はグラドルだったか? 単刀直入に書くと、当時、自分(アイドルライター歴2年目ぐらい)の中でそういう認識はほとんどなかった。いや、まったくなかったといっていい。なぜなら、アイドルという位置づけは、少なくとも業界において暗黙の了解ながら10代と決まっていたから。
空前のグラドル・ブームの幕開けとなった画期的出来事――青木裕子、黒田美礼、山田まりやらがフジテレビビジュアルクイーン・オブ・ザ・イヤーに選ばれた1996年夏当時、大原は20歳。ちなみに青木は19歳で1歳しか違わないわけだが、その年の差はあまりに大きかった。
当時自分が主戦場にしていた『宝島』(当時は隔週売り)で何度も表紙を飾っている彼女だが、彼女の存在はあくまでお姉さん系のグラビアモデル、グラビアタレントという位置づけだった(1996年秋に始まった最先端グラドル番組『BiKiNi』において、すでに一時代を築いていた18歳の雛形あきこがMCという立場で出演、山田や嘉門洋子、柳明日香、吉田里深ら新進組と一線を画していた印象も大きかったように思われる)。
【関連記事】
・ほしのあき、小池栄子、井上和香…グラドル黄金期を作り上げた東京出身グラドルたち
・アイドル兼プロデューサー沖田彩華「“えいさーほいさー”は劇場公演でたまたま出てきた言葉です」【独占告白11/11】【写真8枚】
・白宮奈々、白瀬由衣、白壁爽子…黒ギャルムーブメントに対抗する“白”グラドルの存在感