乃木坂46のイメージを深化させるスタイリスト尾内貴美香氏が語る「衣装で彼女たちにできること」の画像
※画像は乃木坂46のCD『Sing Out!』より

『Sing Out!』等、乃木坂46の衣装を数多く手掛け、制作してきた尾内氏は、本文中で触れられている歌番組をはじめ、卒業コンサートなど多くの場面で、そのステージに華を添え、深みを与えてきた。そんな尾内氏が語る、歌番組における衣装論。

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――「乃木坂46だから」意識している衣装のポイントはありますか?

 メンバーのみなさんが各々、私が何かをしなくても立派な「乃木坂らしさ」を持っているので、どんな衣裳を着たとしても乃木坂らしい佇まいになるのだろうなと思うのですが、マネしたいけどマネできない高貴な感じが出せたらいいなとは意識してます。

 細かい部分を挙げると……。ほかの衣装を作っている方に比べて、恐らく体のラインが出がちなものを作ることが多いのではないかなと思います。せっかくのキレイなプロポーションを隠してしまうのはあまり好きではないので。だからこそ、いやらしい印象にならないようにとっても気を付けています。

 ほかには、振り付けでスカートをたくし上げたり大きく回ったりした時に、振り付けがより大きく見えるようにしつつ、足が露わにならないならないように、作り込みや生地量を調整しながら作らせてもらっています。

――歌番組の衣装を作る時のこだわりがありましたら教えてください。

 特に乃木坂のファンでもアイドルファンでもない女の子の琴線に少しでも触れる衣裳が作れたらいいなと毎回思っています。乃木坂はそれぞれが個人としても活躍してる方も多いので、例えばファッション誌からファンになった方が歌番組を観てくださった時に「アイドル活動の時はこんな衣裳を着てるのか」とガッカリされないように頑張っています。

――乃木坂メンバーの着こなしはどうでしょうか?

 もともとアイドルの衣裳って「ミニスカートでフリフリで甘くてかわいくて」という印象だったと思うんです。私が作らせていただく衣裳は、そういった印象から少しかけ離れていることが多いので、それをかわいらしい印象にしてくれるのはひとえにメンバーのお陰でしかないです。

――額縁衣装(2015年12月『FNS歌謡祭』) 、薔薇衣装(2017年12月『紅白歌合戦』)についてデザインの狙いや制作時に苦労したところを教えてください。

 額縁衣装はデザイン画の時点で「黒い衣裳だと重たい暗い印象になってしまうのではないか」とかなり心配されていたような記憶があります。だからこそ、「自分は絶対品よく高貴な感じに仕上げるぞ」と意気込みました。

 いざデザイン画で額縁のスカートを書いてみたものの、それをどうやって作るのかまで考えていなかったので試行錯誤しました。額縁の印象をどうしても襟元にも表現したくて。最終的には金糸で額縁の模様のような刺繍を施したのですが、それを形にしてもらえるところを見つけるのにかなり苦労しました。

 薔薇衣装は、試作の段階でどうしても“Theかわいらしいお花”的な形しか出せなくて試行錯誤を繰り返しました。何度やっても、ただ花びらが折り重なっただけみたいなスカートに仕上がってしまって。全然失敗ではないのですが、どうしても自分の頭の中にある薔薇の花びらではなくて、しかも、「花はそれぞれ咲き方が違うのだから、全員同じフォルムになっているのは絶対違うんだ」ということは譲れなかったんです。

 最終的に、ちょっと風味のある生地に本物の花びらのような陰影とグラデーションを、それぞれの花びらの形に合わせてプリントをして。さらに、それぞれの花びらに針金を仕込んで1着1着全体のバランスを見ながらニュアンスを付けるという途方もないことをしました。たくさんの人に苦労をかけた1着だったと思います。

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