井上小百合が頃安監督と三度目のタッグを組んだ作品で見せた「危険な人物像」【乃木坂46「個人PVという実験場」第10回 5/5】の画像
※画像は『乃木坂46 井上小百合ファースト写真集 存在』(光文社)より

ここまで、乃木坂46の個人PVにおける頃安祐良監督作品について、主に二つの側面に分けながら概観してきた。すなわち、「報われない者」を中心に描くドラマ作家としての側面、そして「アイドル」という存在のありようを掘り下げたメタ的・複層的な映像の作り手としての側面である。


香月孝史

1980年生まれ。アイドルなどポピュラー文化を中心にライティング・批評を手がける。2019年に催された企画展「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」(ソニー・ミュージック六本木ミュージアム)では解説文の作成や展示内容の選定に携わる。著書に『乃木坂46のドラマトゥルギー 演じる身体/フィクション/静かな成熟』『「アイドル」の読み方 混乱する「語り」を問う』(ともに青弓社)、共著に『社会学用語図鑑 人物と用語でたどる社会学の全体像』(プレジデント社)など。

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