『モーニング娘。』のキャッチー&ソリッド「振付師・竹中夏海と追う」アイドルダンス総論の画像
※画像は『ベスト!モーニング娘。20th Anniversary』より

 時代の進化とともに、アイドルは変化することで、我々見る者の心を捕えて離さない。とりわけ、ダンスという表現方法は時代に合わせて変化し続けている。「アイドル」が市民権を得るようになった70年代から、令和の現在までのアイドルダンス論。

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 80年代後半からアイドル冬の時代を迎え、音楽界では95年デビューのSPEEDやMAXといったダンス&ボーカルグループが台頭する。このままアイドルの灯が消えてしまうかと思われたが、99年にモーニング娘。が『LOVEマシーン』でブレイク。キャッチーな振り付けもモー娘。人気の理由のひとつだった。

「モーニング娘。はそもそもボーカルオーディション落選組で結成されているので、歌先導型だったんですよね。歌うためにダンスも覚える、というのが初期メンバーのスタイルでした。有名な話ですが、『LOVEマシーン』はもともと別の振りが付いていたけど、つんくさんの指示であえてコミカルな動きを増やしたそうです。結果的にそれがピンク・レディーの頃のようにテレビを見ている子供たちにまで届いた。つんくさんは、作詞も作曲もしているので、歌詞だけじゃなく『ここの音を拾ってほしい』という明確な指示が振付師サイドにあるそうです。

 歴史の長いグループあるあるですが、3期くらいまでは『歌手になりたい』と入ってきた新メンバーの夢が、次第に『モーニング娘。になりたい』に変わってきました。そしてグループの分岐点となるあるメンバーが加入します。5期の高橋愛ちゃんです。元々歌もダンスも経験者でポテンシャルの高い愛ちゃんはのちに“プラチナ期”と呼ばれる、パフォーマンスをソリッドに追求した時代を牽引しました。一気に新メンバーの増えた9期以降は、鞘師里保ちゃんや小田さくらちゃんのような“高橋愛遺伝子”を色濃く継いだメンバーが次々と加入します。

 プラチナ期はちょうどモーニング娘。がテレビからライブに活躍の場を移した時期。何曲も続けて歌って踊るステージではパフォーマンスに、よりごまかしが効かなくなりました。そんな先輩たちの背中を見て育った後輩の子たちのレベルはどんどん上がり、ハロー!プロジェクトはパフォーマンス特化型のアイドル王国となっていきます。研修生からグループの正規メンバーに昇格するケースも増えたので、バックダンサーを経てマイクを持たせてもらうようになった。つまり、初期メンバーとは歌とダンスの関係が逆になっていったんです」

(EX大衆2019年11月号「アイドルとダンスを語ろう」モーニング娘。)取材・文●大貫真之介

●PROFILE たけなかなつみ 1984年6月10日生まれ、埼玉県出身。振付師。2009年から振付師として本格始動。HKT48などの大型グループから実力派ライブアイドルまで、担当したアイドルは400人にも及ぶ。『ゴットタン(テレビ東京)』から生まれた国民的アイドル“ヒム子”など、年齢性別を超えて踊り手のアイドル性を引き出すことに定評がある。アイドル愛の視点を活かし、『ラストアイドル』(テレビ朝日)などの審査員を務めたり、アイドルダンスに関する書籍も出版。現在はWebメディアケイクスにて『アイドルダンス半世紀』を連載中。

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