『AKB48』のカッコいいヒロイン像と原点回帰「振付師・竹中夏海と追う」アイドルダンス総論の画像
指原莉乃

 時代の進化とともに、アイドルは変化することで、我々見る者の心を捕えて離さない。とりわけ、ダンスという表現方法は時代に合わせて変化し続けている。「アイドル」が市民権を得るようになった70年代から、令和の現在までのアイドルダンス論。

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 05年、AKB48が専用劇場での定期公演をスタート。08年にキングレコードに移籍した頃から人気が上昇すると、振りコピする若者も増加。13年の『恋するフォーチュンクッキー』の印象的な振り付けは老若男女問わず浸透した。

「どこか女子校的なハロプロに対し、共学っぽいアイドルグループが出てきたな、というのが私のAKB48に対する印象でした。ハロプロの楽曲のほとんどって『わたし』の主観なんですけど、AKB48は“僕”が主人公の男性目線。曲に出てくる女性は「こんな女の子がいたら素敵だよね」という少年漫画のヒロインなんです。初期に関してはそれが振り付けの違いにも表れているように思います。見るだけでなく自分自身が踊っても気持ちいいハロプロのダンスに対し、男性から見て分かりやすくキュートな所作がふんだんに取り入れられているAKB48の振り付けは、主人公というよりもヒロイン的。ただ、この頃はK-POPブームの影響もあり、同性から見ても気恥ずかしくない『かわいい』の表現の幅が広がったように思います。AKB48が男性ファンだけでなく多くの同世代の女性ファンを獲得した背景にはこうしたダンスも一役買っているのではないでしょうか。沖縄アクターズスクールと関わりの深い牧野アンナ先生の振り付けは特にかわいらしさと格好よさの配分が絶妙なんですよね。

 その後、『RIVER』や『Beginner』など定期的に難易度の高いダンスを打ち出す時期を経て、姉妹グループが増えたことにより“AKB48ならではの”という個性を出すのは難しくなってきたように思います。そんな時、原点に立ち返ってみんなで踊れるダンスを提示したのが『恋するフォーチュンクッキー』でしたね。元々メンバーが流動的な同グループでフォーメーションは関係なく、振り付けがあれば成立するダンスというスタイルは、ぴたりとハマっていました」

(EX大衆2019年11月号「アイドルとダンスを語ろう」AKB48)取材・文●大貫真之介

●PROFILE たけなかなつみ 1984年6月10日生まれ、埼玉県出身。振付師。2009年から振付師として本格始動。HKT48などの大型グループから実力派ライブアイドルまで、担当したアイドルは400人にも及ぶ。『ゴットタン(テレビ東京)』から生まれた国民的アイドル“ヒム子”など、年齢性別を超えて踊り手のアイドル性を引き出すことに定評がある。アイドル愛の視点を活かし、『ラストアイドル』(テレビ朝日)などの審査員を務めたり、アイドルダンスに関する書籍も出版。現在はWebメディアケイクスにて『アイドルダンス半世紀』を連載中。

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