■最近のアイドルグループのダンスは…
――最近のアイドルグループのダンスを観て、三浦さんが感じることはありますか?
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単純にあのダンスで歌えるのかなって。三浦大知くんなら音と踊りの両方に気持ちを込めることができるだろうけど、いまのアイドルは歌のことを考えてないように見えます。
――三浦さんとしては、歌える振り付けであることが好ましいと。
あくまでメインは歌で、振り付けはそのための手助けだと思ってます。それと、いまは行間がないですよね。3人が曲を聴いたら3人とも同じ景色が浮かぶ。でも、昔は行間があったから聴いた人ごとに違う景色が見えたんです。そのほうが楽しいじゃないですか。以前は曲の中の“おいしい音”を感じて振り付けていたのでクセが出ていたんですけど、いまはすべての音が同じように聴こえてしまうこともあって振りに個性を感じないですよね。
――なるほど。
いまは作り手も演者も真面目すぎるのかもしれない。歌にもダンスにも“遊び”があったほうがいい。いい意味で不良であってほしいですね。
(EX大衆2019年11月号「アイドルとダンスを語ろう」三浦亨)取材・文●大貫真之介
●PROFILE みうらとおる 振付師。1970年、西条満の元でダンサーとしてデビューし、1973年には天地真理『恋する夏の日』で振付師としてデビュー。NHKの音楽番組『レッツゴーヤング』でダンス指導も担当し、松田聖子『裸足の季節』、アン・ルイス『六本木心中』、荻野目洋子『ダンシング・ヒーロー』、とんねるず『ガラガラヘビがやってくる』、ピチカート・ファイブ、はっぱ隊『YATTA!』など、「80年代アイドル」を中心に数々の振り付けに関わる。近年では『クイズ!ヘキサゴンII』から生まれたユニット羞恥心の「羞恥心」の振り付けも担当した。
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